![]()
毎年正月は実家で過ごすことにしている。
言い訳かもしれないけど、そんな機会でもないと親と一緒にいる時間がつくれないから。
母親には、「あなたも早くね…」って言われるけど、父親は内心ウレシいのがバレバレだったりする。そんな母と父の会話も、私のつかの間の休息には大切なエッセンスのひとつだ。
実家の夜は大抵ヒマになる。そんな時は、ちょっと車を出して、DVDを借りに行くことが多い。
そんなある日、レンタルショップで中学時代の同級生にすれ違った。
名前は覚えていない。顔だけ…。でも、同じクラスだったような気がする。そんな相手とすれ違った。
思わず隠れてしまい、まずは自分の服装チェック。鏡があれば髪型もみたいところだけど…。でも今日はまだ大丈夫かな。こんなことならちゃんと着替えてくれば良かった。
先輩が言ってた「いつも女でいなさい!」ってのはこういうコトなのかな…
ちょっと周りを気にしながらクラスメイトだった彼を捜す。
どんな顔してようかな。なんて声かけてくれるのかな。
でも、もう7年たってるし…
なんてコトを少しだけ考えながら、彼の横を通り過ぎる。
やっぱり、7年の月日は思ったよりも長かったみたい。
一瞬のすれ違いはお互い声もかけずに過ぎていった…
ちょっとだけ悲しい自分がそこにはいた。
人は一生のうちに何人と関わることができるんだろう。
そのうちどれだけの人が記憶に残るのかな。
どちらにしても、それはスゴい確率なんだろうな。ある意味奇跡なのかもしれない。
でも、残念なことに出会った人を忘れて行く機能が人間には備わっている。それはもちろん私にも。
すべてを覚えらない以上、それは仕方のないことではあるんだけど。
出会った瞬間はその出会いがこれからどうなるかなんて、誰にもわからない。
ひとつひとつの出会いを大切にするしかないんだろうな。
来週から、またいつもの生活が始まる。
仕事もプラベートも含めると、たぶん想像以上の人と出会っていくんだろうな。
その中なら大切な人と出会うのって…
やっぱり、すごいキセキなのかもしれない。
出会いのきっかけは偶然みたいなものだってよく言うけど…それを必然にできるのは自分なのかもしれない。
いつか出会える運命の人…もう少しだけ待っててね。

no.220033
長 成美
CHO NARUMI
会社員
壬生町在住
1987年6月13日生まれ




















